同じムスリムでも…。 [雑文]

皆さま、こんにちは。

noteに引っ越してから、いいことがちょっとありました。
それはわたしのオリジナル小説『月蝕』が結構男性に人気があるのです。
女性ばかりでなく、男性にも興味を持って読んでもらえることに
歓びを感じています。

月蝕は結構、ハードな性描写がありまして、それってもう色っぽいとか
ロマンティックという範疇を超えて、結構バイオレンスに近いものがあるので、
実は女性が嫌いな部分なのかもしれないです。

ここに置いてあった時はその部分だけ妙に読まれていなかったですし。
自分は決してそういう描写が得意でもないし、好きでもないのですが
やはりそういう必要があって書くべきときは書かなければならないので、
腹をくくった部分です。

なんかその甲斐があってよかったなぁ~って今、余韻にひたっているところ。


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スミマセン。いつも変な前フリがついてw

さて、最近、イスラム文化に触れる機会が多くなったような気がします。
ヨーロッパのロココ模様とかアラベスク模様というのは、結局
ギリシャ文明がそのままビザンチンに移行し、
ビザンチン帝国が滅びて、ササン朝ペルシャなどの文化を取り入れた
アラビアに吸収されたのを、またヨーロッパが再輸入したような
形でしょうか。


最近、ネタが付きかけたのでまた我が娘の話になるのですが、
彼女はひょんなことで知り合った、ムスリム(男性 独身)の友達が二人います。

ムスリム社会は男女関係に非常に厳しいらしく、日本のようにフランクに付き合うことが
できない社会だそうです。

ひとりは以前、ここで紹介したことのあるトルコ人のE君。
もうひとりはチュニジアのG君。

ふたりともものすごく頭がよい好青年ですが、強度の日本のオタク文化を愛する人たちです。

でも、同じムスリムでも全然信仰の深さとか程度が違うんだなぁって
最近よくわかるようになりました。

なんだかんだ言って北アフリカに住むG君は、チュニジアなまりがあるといっても
日常使うことばはアラビア語。

対して、トルコ人のE君はトルコ語です。
トルコも日本のように、政教分離して近代化した国で、
それまではトルコ語を表記するとき、アラビア文字を使っていたそうですが、
近代化したときに、アルファベットに変わったそうです。

だから、E君はムスリムであっても、アラビア文字は読めない。

娘が昔グラナダ王国であったアルハンブラに行った写真を
ムスリム男子ふたりに見せたら、アラビア語ができるほうは
「ラー・イラーハ イッラッラー ムハンマド ラスールッラー」って
信仰告白(シャハーダ)がすらすらと読めるのに対し、
トルコ男子は読めなかった。

「え~? ムスリムのくせに読めないのぉ?」
と突っ込むと

「オレたちは、アラビアのやつらとは違うんだよ!」
というかつてはギリシャ世界、そしてビザンチン世界、そしてオスマン帝国の
末裔である誇りと意地を見せたセリフを発していました。

ん~、でも北アフリカのG君も
「ぼくたち、アラビアの人間じゃないから、
あんなに強烈なことはしないわw」
っていうスタンスだそうです。


この世で一番人口が多いのはイスラム教徒。

おんなじ仏教だって、さまざまだし。
イスラム教も
お国柄によってさまざまなんだなぁって思いました。

もっといろいろと知りたいなって思うことばっかりです。




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