ウクライナ侵攻について考えさせられたこと [雑文]

こんにちは~。
ウカウカしてたらもう3月も半ばじゃないですか!

いつもならこの季節は一年中で一番好きな季節なんだけど、
しかしながら今年はいつものようにウキウキと心が弾みません。。。

まぁ、コロナがずっと蔓延していたせいで自粛、自粛といって
外食してもお酒飲めなかったりでつまらないってせいもあるし、
ロシアのウクライナ侵攻っていうのもあるよね。


私、投資をしているから毎日、モーサテを見ていて、
ちょっと前まではプーチンのライバルと言われていた
ナワリヌイさんが毒殺されそうになって結局ロシアにこのままいるとヤバいってことになって
ドイツで治療を受けているって話で持ち切りになっているところへ
年明けぐらいからは、ロシアが演習と称してウクライナの国境付近にうろちょろしているって
ニュースばっかりやっていたのよね~。

で、まぁ、ロシア系住民が多いドネツクとかルガンスクという親ロシア地域をぶんどるんじゃないかっていうのがだいたいの専門家の予想だったのだけれど、
まさか、まさかのウクライナのキエフ侵攻ですよ。

びっくりですねぇ。

ウクライナは歴とした国連も認める独立国家なのに、突然攻撃したって
プーチンどうなってるの????
って思いましたね~。

まぁ、私は政治の解説しようと思っているわけじゃなくて、
ちょうど今、小説の構想を練っていたのですね。


まぁ、主人公はだれそれとは言えないんだけど、徳川家康の身内にあたる方なのですよ。

で、皆さん不思議に思われることなかったですか?
戦国時代って下剋上が当たり前で「力が正義」じゃないですか?

ちょっと前、明智光秀が主人公だった『麒麟が来る』って大河ドラマあったじゃないですか?
あの光秀って素晴らしい人物なわけですよ。
強くて頭よくて、人望があって、要するに天下人たらん要素満載だったわけよ。
それなら、すんなり天下人になってもよさそうじゃない?
ところが実際は、誰も光秀に加勢する大名はおらず、秀吉側に回るわけですよ。
そして天王山近くの小栗栖ってところで、百姓かなんかに首とられちゃうんです。。。


実際は秀吉が光秀より強かったって言ってしまえば簡単だけど、
それは今になって言えることで、その当時はもしかしたらもしかして、
光秀のほうが強いかもしれないじゃないですか?

でも、光秀に加勢するものはいなかった…。
それが現実なんですよ。


そこで、じゃあじゃあ、どうして家康はどうして天下人になれたんだろうって
疑問がむくむくと湧いて出てきたんですよ。
私の描く物語には直接家康が出て来る場面はあんまりないとは思うけど、
これをしっかりわかって、かつ読者に納得してもらうように描写できなければ、
きっと失敗するだろうなって悩んでいたのです。
(まぁ、それがあんまり楽しくなれない最大の原因だと思うんだけど)

それで、いっぱい参考文献を読んでいたんですよね~。
すると、まぁ天下人になるための条件っていうのは、それなりにいろいろとあって
家康はそのための布石っていうものをおさおさ怠りなく打っているんですよ。

だけどね、17世紀初頭に将軍になって天下を治めた家康にしろ、
今のプーチンにせよ、今も昔も変わらないことがあるんですよね。

それはですね、「世間に納得できる形でその地位に就く」ってことなんですよ。
家康が関ケ原にせよ、大坂の陣にしろ一番腐心したのが、
「無理くり、豊臣体制から王権を奪った王位簒奪者に見えないようにすること」なんですよ。

なるべくしてなった、時の天皇をはじめ、大名、公家、民衆、すべての人が
「この人なら」と思わせることが大事なんです。

あとすごく大事なのが、「秩序の維持」「世の中を繁栄させること」なんですよねぇ。


フランス革命がなんで起こったか…。
それは、飢饉で民衆は食べるものがなかったからです。

プーチンはもともとエリツィンの側近でしたが、2000年ぐらいに
ソ連が崩壊してめちゃくちゃなロシアを豊かな国にしたんですよ。
混沌としたロシアに跋扈していたロシア・マフィアを一掃して、
天然ガスなどの地下資源をテコに経済を立て直したんですよね~。
そしてロシア国民が安心して暮らせるように「秩序」をもたらした人でもあったんです。

しかしながら、彼は20年間ロシアを独裁していたんですよね。
ただ、彼の頭の中には「場合によっては有能な人間の独裁のほうがいいことだってある」
という物語があったわけですね。それは中国の習近平も同じことを思っているかもしれません。


ただね、プーチンも人間です。人間っていつまでも頭キレキレってわけにもいかないんですよ。
始めは高邁な精神で政治にあたっていても、長く権力の座に付くと腐敗することもある。

どうも自分も老いて鈍する人間だってことをプーチンは自覚できてないように思えます。
今、ロシアの通貨、リーブルは紙くず同然にハイパーインフレを起こしそうになっています。
ロシアの国民が明日の食料のめどがつかなくなって飢える時が来たら、
その時こそ、プーチンの政治生命は断たれることになるんでしょうね。

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今回のウクライナの侵攻って、NATOもアメリカも最初は黙ってみているだけでしたよね。
トランプ前大統領は「私なら絶対にロシアの好きにはさせなかった」とは言ってますが、
しかしSWIFTを凍結させたことで、ヨーロッパはロシアから買っていた天然ガスを買えなくなりました。ということは電気の供給がままならないってことなんですよね~。


私ね~、アメリカのバイデン大統領ってわざとウクライナが侵攻されているのを見ていたような気がするの。だって、それまでバイデン大統領って支持率がものすごく低迷していてヤバかったんですもの。
やっと去年、アメリカの悲願だったアフガンだって撤退できたわけだし、、、、。
アメリカの人々はもう、戦争にはうんざりだったんです。

だけどさ、いざ戦争が起こったらバイデンの支持率が急激に増えたのよ。それにさ、それまでコロナでさえなかった景気もよくなったのよね。アメリカも地下資源の豊かな国、ロシアが天然ガスを供給できなくなったら、全部とはいえなくてもガスを液化して船でヨーロッパにまで運べるじゃん!

そう、アメリカ経済は潤う…。

なんか嫌な言い方になるんだけど、政治ってその国にとっての国益が一番なんだなぁって
これほど実感させられたことはなかったような気がするのよね。

参戦するのかしないのか、それはその国にとって益になるかどうかが最大の焦点になるんだね。
でもそこをうま~く「大義」という美名のオブラートに包んで
国民の賛同を得なければ、大統領と言えど動けないわけですよ~。

そう思いながら、本を紐解くと家康は本当に幼児の頃から、人質にされて苦労しているから
我慢強く、したたかなの。

しかも勝機を決して見逃さないのです。

いい人というだけじゃ、決して天下人にはなれない、
そういうお話でした。


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