ピサンキづくり [ひとつの考察]
京都でも早いところでは桜が開花しております。
みなさまのところではいかがですかぁ~。
さてさて。
先日、わたしは京都ハリストス正教会というところへお邪魔して、
ウクライナのイースターエッグこと、ピサンキというものを作ってまいりました!!
京都ってところはね、仏教寺院が死ぬほど多いところなんだけど、
案外キリスト教会も多いところなんだよね。
でも、今回はそりゃおんなじキリスト教会でも、東方正教会でございますよ!
オーソドックスなのでございます。
ここでちらっと解説いたしますと、ローマ帝国にはもともとキリスト教会はひとつだったのですが、
東西にローマ帝国は分裂いたします。西は今のカトリック教会です。
東の、いわゆるビザンチン帝国で信仰されたのが、今日のオーソドックス(正教会)です。
もともと教義などは一緒だったのですが、長い年月が経つうち、どんどん枝分かれしていったといいますか、違って生きているのですね。
正教会はカトリックと比べるとたぶんに多くギリシャ哲学の影響を受けているし、もともとの原始キリスト教の形を深くとどめているということかしらん。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
めんどくさいことはこの辺にして、ピサンキにいきましょう。
イースターというのは、キリストの復活をお祝いするキリスト教の中では一番大切な行事です。
(クリスマスじゃないのよ~、知ってた~?)
本当のことをいえば、クリスマスもイースターのどの日だったかという記載はないの。
ただ、一年で一番日が短く、暗い日に、歓びが生まれたってことと、
春の到来にあわせて、芽吹くころに再生のまつりをする、ってことが人々の気持ちと一致していた、ってことが大事だったわけです。
で、再生の象徴である、卵をかざるわけですよ。
はい、で、作りましたです。
要するに、中身を抜いた卵があらかじめ用意されておりまして、
その上に蜜ろうを溶かしながら、絵付けをしていく、一種のろうけつ染めみたいなものなのです。
指導していれる先生が「は~い、では描きましょう!」ってあなた、
ちょっと参考にするデザイン画はないんですか?
「自由に描いていいですよ!」
は~い、ここらへんでわたしの中の裁断基準の針がキチーンと鳴りました。
1ディセミナーを二時間で終わらせるには、こんないい加減なことではいけませんよ~。
素人は二時間で無理なくやれるだろうというデザイン画をあらかじめ用意しておかないと~。
だって何もないところから考えるって結構難しいことなんですよね。
ですので、もうなんでもいいや、ってことでずんずんと蜜ろうを溶かして描いて行きました。
ただね、この蜜ろうってヤツが本当にチビチビしか描線がかけなくて、たんびたんびに蜜ろうを細かくちぎったものをイチイチ入れるのが本当にめんどくさい!
で、本当のこといったら、どんなに簡単なものでもいいからデザイン画をもらってそれをゆっくりと丁寧に描いて行けばそれなりにいいものが出来ただろう…とは思うのですが、なんにせよ、時間がない!
ね、ろうけつ染めなんで何回も染織を繰り返し、また蜜ろうをかけて染まって欲しくないところをカバーしていくわけですよ。いや、そんな気の遠くなること、二時間じゃないできなぁあ~い。しかも最後は描いた密ろうの線を蝋燭の火でちびちび溶かして、拭き取らなきゃならないんです!!
が、とりあえず、やけくそになってやってみました。
これですよ!
やけくそなのに、二個も作っているわたしの根性って~!
まぁきれいなものが出来るに越したことはないが、それだったら買えばいいだけの話です。
でもね、こういうのは迷った時、赤に染めるに限る。
赤ってやっぱりきれいで派手な色なんですよ!
文句ばっかり言っててごめんなさい!でも、楽しかった!
正教会の婦人会のみなさんはとても親切で、4日に復活祭のお菓子、クリーチ(イタリアのパンのパネトーネとほぼ一緒)を作られるそうで、正教会の信者じゃないわたしもお手伝いしてもいいよ、と許可を頂きました。
行きたいんだけど、実はねイマイチ体調が良くないんですよね~。
行けたらいいなぁ~。
みなさまのところではいかがですかぁ~。
さてさて。
先日、わたしは京都ハリストス正教会というところへお邪魔して、
ウクライナのイースターエッグこと、ピサンキというものを作ってまいりました!!
京都ってところはね、仏教寺院が死ぬほど多いところなんだけど、
案外キリスト教会も多いところなんだよね。
でも、今回はそりゃおんなじキリスト教会でも、東方正教会でございますよ!
オーソドックスなのでございます。
ここでちらっと解説いたしますと、ローマ帝国にはもともとキリスト教会はひとつだったのですが、
東西にローマ帝国は分裂いたします。西は今のカトリック教会です。
東の、いわゆるビザンチン帝国で信仰されたのが、今日のオーソドックス(正教会)です。
もともと教義などは一緒だったのですが、長い年月が経つうち、どんどん枝分かれしていったといいますか、違って生きているのですね。
正教会はカトリックと比べるとたぶんに多くギリシャ哲学の影響を受けているし、もともとの原始キリスト教の形を深くとどめているということかしらん。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
めんどくさいことはこの辺にして、ピサンキにいきましょう。
イースターというのは、キリストの復活をお祝いするキリスト教の中では一番大切な行事です。
(クリスマスじゃないのよ~、知ってた~?)
本当のことをいえば、クリスマスもイースターのどの日だったかという記載はないの。
ただ、一年で一番日が短く、暗い日に、歓びが生まれたってことと、
春の到来にあわせて、芽吹くころに再生のまつりをする、ってことが人々の気持ちと一致していた、ってことが大事だったわけです。
で、再生の象徴である、卵をかざるわけですよ。
はい、で、作りましたです。
要するに、中身を抜いた卵があらかじめ用意されておりまして、
その上に蜜ろうを溶かしながら、絵付けをしていく、一種のろうけつ染めみたいなものなのです。
指導していれる先生が「は~い、では描きましょう!」ってあなた、
ちょっと参考にするデザイン画はないんですか?
「自由に描いていいですよ!」
は~い、ここらへんでわたしの中の裁断基準の針がキチーンと鳴りました。
1ディセミナーを二時間で終わらせるには、こんないい加減なことではいけませんよ~。
素人は二時間で無理なくやれるだろうというデザイン画をあらかじめ用意しておかないと~。
だって何もないところから考えるって結構難しいことなんですよね。
ですので、もうなんでもいいや、ってことでずんずんと蜜ろうを溶かして描いて行きました。
ただね、この蜜ろうってヤツが本当にチビチビしか描線がかけなくて、たんびたんびに蜜ろうを細かくちぎったものをイチイチ入れるのが本当にめんどくさい!
で、本当のこといったら、どんなに簡単なものでもいいからデザイン画をもらってそれをゆっくりと丁寧に描いて行けばそれなりにいいものが出来ただろう…とは思うのですが、なんにせよ、時間がない!
ね、ろうけつ染めなんで何回も染織を繰り返し、また蜜ろうをかけて染まって欲しくないところをカバーしていくわけですよ。いや、そんな気の遠くなること、二時間じゃないできなぁあ~い。しかも最後は描いた密ろうの線を蝋燭の火でちびちび溶かして、拭き取らなきゃならないんです!!
が、とりあえず、やけくそになってやってみました。
これですよ!
やけくそなのに、二個も作っているわたしの根性って~!
まぁきれいなものが出来るに越したことはないが、それだったら買えばいいだけの話です。
でもね、こういうのは迷った時、赤に染めるに限る。
赤ってやっぱりきれいで派手な色なんですよ!
文句ばっかり言っててごめんなさい!でも、楽しかった!
正教会の婦人会のみなさんはとても親切で、4日に復活祭のお菓子、クリーチ(イタリアのパンのパネトーネとほぼ一緒)を作られるそうで、正教会の信者じゃないわたしもお手伝いしてもいいよ、と許可を頂きました。
行きたいんだけど、実はねイマイチ体調が良くないんですよね~。
行けたらいいなぁ~。
2018-03-24 12:17
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コメント(2)
可愛い! 確かにデザイン画があればもっとそれらしくできるかもしれないけれど、これはこれでとても可愛らしいですよ。
赤いのはいいですね。
体調はいかがですか?私もちょっと風邪気味です。春は体調を崩しがちですからお気をつけてくださいね。
by Yui (2018-03-24 16:14)
なんだかですね、ものすごく集中してしまって、
フラフラになって帰ってきました。
神父様が「さっきから全然まばたきしてないですよ、大丈夫ですか?」とか言われちゃって…。
集中力はあるんだけど、スタミナがないんですよね~。ヘットヘトになりました。でも、ピサンキって家でひとりちびちび作る気持ちにはならないかなぁ~。やっぱりこれは体験教室だけでいいです(爆)
by sadafusa (2018-03-24 18:55)