聖地 [雑文]

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このところ、ちょっとオカルトまがいのものをたくさん読んで思うことがある。

よく「いい気、悪い気」みたいなこといいませんか?

あれってなんなのだろうってよく思うのですよね。
この間から廃墟ビデオよく見ていたんですが、やはり見ているとなんとなく
荒んだものを感じるんですよね。
蒲団が荒らされていたり、埃が被っていたり…。

この間、真夜中に自殺の名所である東尋坊を訪れて撮影していた人のビデオ見ていましたが、
ビデオの中でこれまで何人もの人がその場所で飛び降りたであろう
そのまさにその場所のすぐそばに女子トイレがあるんですねぇ。

で、撮影している方がカメラを手にしてこうおっしゃるんです。
「ぼくは、人が『怖い、怖い』とよく騒いでいるこういう場所に来ても、
怖いなどとはほとんど感じない方ですが、
それでも、あの場所へ今近づくのは、きついものを感じます」と。

動画みてると、真っ暗な中に蛍光灯が瞬いているのが、なんとも禍々しい感じがするんですよねぇ。
たしかに真っ暗なところより、気持ち悪い感じがします。

そういうのは、その灯りをよりましにして、なにか悪霊というか、悪しき想念というべきか思念というかまあ、そういうものが集まって来ちゃっているんでしょうか…?

軽々しく断定はできないですけどね。

そんな感じがするということです。


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以前のトピにも永久保貴一さんの漫画をご紹介したかなと思います。



密教僧 秋月慈童の秘儀 霊験修法曼荼羅 1 (HONKOWAコミックス)

密教僧 秋月慈童の秘儀 霊験修法曼荼羅 1 (HONKOWAコミックス)

  • 作者: 永久保貴一
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2012/09/07
  • メディア: コミック



この中でですね、語り部である秋月さんが霊と呼ばれるものにもふたつあって、
生きていた人が亡くなって、この世に留まっている状態のものと
人の想念が集まって出来上がるものと二種類あると。

で、地縛霊みたいなものは、例えばある人がその場所で殺されたりしているわけだけど、
土地がその殺された記憶をそのときの衝撃と共に残しているんだという考えかな。

なんか考えれば考えるほど難しいのですが、
要するに、想念というものは案外侮れないものなのだなぁということ。

ある人があることを考えることによって、もともとどこかにあったその概念というものが
その人の想念に引き寄せられて、この世に出現してしまものなのかなぁと。

まぁ、間違っていたらごめんなさい。
難しいことですよね。


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聖地についてでした。
そう、どうして私たちはその土地を聖地だと感じるのか。
木々がうっそうと茂るさまに神のような神々しさを感じるのか。
水のせせらぎが清いからか。

清ければ美しければそこは聖地なのか?



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よくわかりません。

でも、反対に言えば、ただ木々が茂って水のせせらぎが聞えるところでも
なんか禍々しくて気持ち悪いものを感じるところもあります。

それって気のせいでもないのかなぁと…なんだかいつまでたっても
考えはメビウス状にまとまりません。

わたしって結構スピ系は好きなんだけど、
安易に「幸運をゲットするためのおまじない」みたいなことは大嫌いだったりするんですよね。

そんなまじないで人の運命を変えることができるんなら、
人間苦労はせんわいと。

やはり秋月さんがおっしゃるように
神になにかをお願いしたら、その「対価」は絶対に必要だ、という考えのほうが
シビアだけど腑に落ちるのであります。


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Yui

おはようございます。sadafusaさま。
聖地かぁ。私が自分で勝手に聖地と思っているのは、フランスのクロマニヨンという場所です。洞窟の絵画で有名なラスコーが近いです。
河岸に大理石の壁があってその上は森、その大理石の壁に天然の洞窟があるのです。日本の秋芳洞がえんえん何100キロもあると思っていただけるといいと思います。フランスにしては湿度も高く、キノコ類、セップ茸やトリュフが取れます。フォワグワの産地でもあります。川では魚が取れ、クルミや木の実も豊富。ベリー類も取れるし蜂蜜の産地でもあります。要するに古代の人類が狩猟採集生活を送るのに最も適したところなんですね。日本だと寒くない長野とかかなぁ。

もし、ガンとか難病にかかったら、ここに行って療養生活を送りたいです。なにか人間にとってどうしても必要な物質があるような気がする。洞窟の中に食べ物を貯蔵して、ずーっと絵を描いていられる環境なんですね。ラスコー洞窟が有名ですが、いろいろなタイプの絵が書かれた洞窟が200以上もあるんです。

聖地の反対は思いつかないけど、どうしようもなく水が集まり、淀む場所ってありますよね。人は集まって活気はあるけど。渋谷の駅前の交差点みたいな。扇状の台地から坂が降って行き着くところというか。流れがあるから淀まないけど、なにか場所のエネルギーを感じます。

by Yui (2018-06-13 11:17) 

sadafusa

Yuiさま
>フランスのクロマニヨン >ラスコー
うう~。行ったことないから感覚がイマイチわかりませんが、なんとなくおいしそうなところですね。
なんか洞窟というと、反射的に『イングリッシュ・ペーシェント』を思い出してしまうのですが…。明るいのでしょうか?その洞窟…。

不治の病になったら行きたくなるような場所なのだから、やはり清いオーラみたいなものを感じるのでしょうか?

わたしは今までいったところで、とっても清々しい気持ちになれたところは、下賀茂神社の糺の森と、吉野から見る山並みでしょうか。めちゃくちゃ神秘的ですわ、熊野まで続いているのでしょうかねぇ。これを見ていると「天がける」とか「山にお隠れになる」という古代人の言葉を実感できるような気がするんですねぇ。

そういえば、わたしんちのすぐそばにある〇〇神社、パワースポットとかサンクチュアリという世間の噂があるそうですけど、それは地元の人間にしてみればめっちゃ胡散臭い。
わたしは〇〇神社がある漫画でフィーバーする前の、閑古鳥がないていた状態を知っております。なんにもないただの神社でした。

でも、なんていうのかな、あがめられればそれだけに力がついてくるっていう理屈は解ったような気がします。(でも雑念というか、現世利益的な念が強いかなぁと思う)

>渋谷
う~ん、最近、渋谷に行ってないからわからないけど、わたしはもともと人がいっぱい集まっているところは苦手。すぐに気分がわるくなるんだもんなぁ。
あんまり禍々しい場所って行かないのかも…。
よく考えたらそうだわ~。


by sadafusa (2018-06-13 13:52) 

おかもん

昔使っていた手帳に「感性が引き寄せられる場所であれば、どんなところでもあなたの聖地」と書いてありました。何かの本で読んで気に入ってメモしたのかなぁ、と・・・。永久保さんの漫画は私も好きです!
by おかもん (2018-06-14 11:44) 

sadafusa

おかもんさま

おおっ、連投コメントありがとうございます。
そうそう、ここはブレインストーミングさせて、脳を活性化させる場所とお使いくださいね。これからもよろしくお願いします~♡

>感性が引き寄せられる場所であれば、どんなところでもあなたの聖地
ですよね~。まぁ自分からあえて「呪われた場所」と評判のあるところに住まなくてもいいとは思うんです。
でもね、住いってその人の気持ち次第だと思います。わたしはあんまりお掃除が得意じゃないので、それほどまめまめしくできないのですが、薔薇の花の手入れだけは、絶対にやっています。
それだけにね、薔薇は人の心に応えてくれるというか、可愛がったら(まぁ、可愛がり過ぎてもあかんのだけど)綺麗な花をさかせてくれるものです。

あ、またですね、昨日『万引き家族』見て来たんですが、ああいう毎日をギリギリの真剣勝負で生きている人は、どんなに地縛霊がでようと不浄であろうとそこに住んでも全く霊障なんか出ないですよ。恨めしや~で、出て来た幽霊もですね、この人たちの切羽詰まった生き方に感銘して成仏できるんじゃないかな。

>永久保さん
いいですよね。全然しらなかった作家さんですが、面白いです。
わたしはわりとその宗教、宗教の世界観を知りたいなと思う人間なのですが、こういう門外漢の人間にもわかりやすく解説していただけるのがとてもよいと思いました。
by sadafusa (2018-06-14 12:08) 

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