不幸な外食

みなさま、こんにちは。

９月から１０月はわたしの誕生日、結婚記念日、夫の誕生日と立て続けに記念日があるのです。
まぁ、わたしは土台がだらしない人間ですので、親の生年月日も死んだ年月もよく覚えていないロクデナシなんで、あんまりイベントするのがすきじゃないんですが、夫はそういう記念日を大事にしたい人なのです。

まぁ、ですがこのところしつこいものを食べると胃が消化してくれなくて、ごちそうを食べるのが苦行みたいな感じになってきているので、夫に提案しました。

みっつの記念日は一回にまとめてお昼にしようと。

夜食べると胃がもたれて苦しいんです。

まぁ、こんなふうな年より臭い事情があって、先日娘を誘い、フレンチレストランに予約したまではよかったのですが…。

もともとこのお店はジビエを食べさせるのが得意なお店だったのですが、少し前に移転したらしかったのですが、そんなこととは知らずに過ごしておりました。

わたしはそのとき、モーレツにカモのフィレ肉のローストを食べたかったので、そこを予約したのです。
食べログを見たら、昼間でもアラカルト料理もコース料理もやっているとのことでした。

で、新しい店にいざ！いきますと。

新しいだけで、なんの趣向もないつまらない空間になっていました。

そして、しょぼいメニューしかありませんでした。

メインもチョイスできるといっても牛肉のソテーぐらいしか食べたいなぁというものがなかったので、
三人ともそれ。

初め、栗のスープが出て来て、次白身魚のカルパッチョがでてきて、メインが件のソテーで最後、ケーキとお茶。

…なんか全部、家でつくれるやんけ～みたいなものばかり。
しかも盛り付けも本当に自分でやったほうがまだマシなんじゃないかと思うくらい。

お肉なんかソースもかかってない。固い肉で、しかも塩味きっつ～。

初めて「残したいわ～」と思ってしまった。

今は野菜が高いのはわかるのですが、全部根菜類。
娘は「おばんざい食べるのが嫌だから、洋食にしたのに、レンコンとかサトイモとか出てきた！」
と怒っていました。

…う～ん、これで商売になってるのかなぁ。

わたしは料理が上手いとは言えないかもしれないけど、結構、作るのは好きなほうです。

こんな素人でも作れるようなものを「フランス料理でござい」と出しているのはどーなの？

外食というのは、おいしさも大事だし、絶対に家庭料理ではなし得ないプロの技っていうのがあるはず。
このお店どうしちゃったんでしょう？

内装も悪い、雰囲気も悪い、音楽がかかっているわけでもない。安い素材なら、せめて煮込み料理など時間をかけた料理で満足させてほしかった。高いわけじゃなかったけど、安いとも言えない分、なんかものすごく損した感じ。


また、三人が集まれる日程を選んで出直したいところです。

コメント 8

いや、これはsadafusaさまがプロの料理技を持ってらっしゃるからでしょう。私も下手ですが料理は好きなので、出されたものがおいしくないとその日1日台無しです。（大げさ）
記念日好きの旦那様いいですね。うちは私の方が記念日好きで夫はイマイチなのでやや肩透かし感があります。
by Yui (2018-10-04 09:11) 

>出されたものがおいしくないとその日1日台無しです。

本当にそうです。家でだいたい満足して食べているのだから外食はそれ以上の付加価値が無ければ意味がないと思うんですよね。


＞夫はイマイチなので
なんか夫婦ってデコボコですよね。わたしはすべての面において、ずぼらでいい加減なのですが、夫は繊細でよく気が付く人です。

by sadafusa (2018-10-04 10:57) 

デパートの大衆食堂だろうと外食には夢を求めますね～非日常を楽しみたいので、美味しくないだけでなくその他モロモロもイマイチ(どころじゃない？)では・・・せっかくのお祝いなのに残念でしたね。
今は食に関する漫画やら小説やらたくさん出ていますが、コレは面白かったものとか、ドラマとかあったら教えて下さいませ。
by おかもん (2018-10-04 15:17) 

おかもんさま

田中貢太郎の作品、あれから何作か読みました。文体が端正でいいですね。昔の文章がなんか情緒があっていいです。

そうなんですよね、外食は一種の非日常空間であり、祝祭でありたい。そういう意味ではデパートの大衆食堂だって十分にその意味を果たしていますよね。

＞ラーメン大好き小泉さん
私、知らなかったのですが、これはドラマにもなったんですね。なんか非常に面白そうだった。
「食」ということに限るのなら、わたしは佐々木倫子さんの「heaven?」っていうのが好きでした。話も面白かったけど、なにより、フレンチのお料理を盛ったお皿がものすごくきれいでおいしそうで見てるだけで幸せになれたからです。

なんてか、そういう生きる活力になる美しさっていうのは、人生の節目節目に取り入れたい大事なものだと思うのです。

この間、婿が帰国したとき、大阪の北浜にある「五感」っていうケーキ屋さんに連れて行ったんですよ。銀行を改装したレトロな空間が素敵なんですけどね。大阪の北浜ってなんかパリっぽい雰囲気でおしゃれでとても好きなんですよ。日本一美しい都会だと自分では思っています。
ふだんロンドンに住んでいる婿が「わ～」とかいって大変感激していました。「おかあさん、やっぱりケーキは日本のが一番ですよ！」とか言ってました。

ドラマは今、『オスマン帝国外伝」と『ダウントン・アビー』を並行してみていますが、言いたいこといっぱいあるので、カテゴリ別に感想を言っていきますね。
by sadafusa (2018-10-04 17:00) 

Sadafusa様、それはひどいわー、と同情してしまいました。
鴨のローストを期待していて牛肉、雰囲気もNGでは、それはあんまりですっ。出直ししましょう！関西は食べるものがおいしいのがたっくさんあるのですから仕切りなおししましょうよ、せっかくのお祝いがもったいないです。
（鴨のロースト食べたくなりましたーああ鶉もいいけど）
by ぶい（bui) (2018-10-05 11:49) 

ぶいさま

そうなんですよ～。フランボワーズソースがかかったカモのローストかなんかを食べたかったのね。カモってなかなか火加減とか難しいから。
なのに、これは何？って感じです。

この店、昔ってハトとかライチョウとかシカもあったんですよ。
それなのに～ってかんじ。（でもやっぱりカモがいいんだけど）

そう、仕切り直しが必要ですよね。
娘と電話すると、必ずふたりで「それにしてもあの店は！」って
怒ってますしね～。


by sadafusa (2018-10-05 14:41) 

heaven? 愛読書でしたー。主人公もオーナーもいいけど、シェフの作る料理がおいしそう。私もゲランドの塩の愛好者なので、塩味が薄くなるならマイ塩持参で行きます。
あー、鴨かあ。鳩料理もおいしそう。食べたくなってきたなぁ。
by Yui (2018-10-06 20:35) 

もぅ～、自分で作ろっかな。

ここで昔買ったことあるのよ。
https://www.gourmet-world.co.jp/shopping/?page=product&prod=772


でもね、結構難しいんだよね。

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今日、久方ぶりにお料理教室行ってきました。

「野菜を食べる」がテーマで料理で世界一周するという面白いコースですが、最後だったのです。それはなんと「ロシア料理！」だったんですよ。

ボルシチに二種類の具を作って、ブリヌイ（パンケーキのようなもの）で包んで食べたのですが、おいしかった。

結構料理教室の材料って経費押さえていると思うんだけど、十分においしかったです。
でもな～、なんかな～ですよ。
この教室、おうちで作る家庭料理って感じで本格的なものじゃないし～。（割とお手軽に作れてしまうんだよね）
by sadafusa (2018-10-06 22:14)