昔の番組でも面白い  『¥マネーの虎』 [雑文]

皆さま、こんにちは。

今日はちょっと今更感が強いのですが、お気に入りのyoutuberである
えらてんさんの「えらてんチャンネル」を見ていたら
関連動画で『¥マネーの虎』ってあったので、見ていたのです。

私、昔からテレビを生で見る習慣がないので、こういうヴァラエティ番組は見ないのですが、
ざっと、この番組の概要を説明しますと、

『¥マネーの虎』(マネーのとら)は、2001年(平成13年)10月から2004年(平成16年)3月まで日本テレビで放送されたリアリティ番組。 一般人でもある起業家が事業計画をプレゼンテーションし、投資家たる審査員らが出資の可否を決定するという内容だった。後に『Dragon's Den』などの名前で同じ形式の番組が世界各国で制作された。(ウィキペディアより)

ということでございます。

一般人である起業家というより、起業家志望の人間が、起業することによって
何十億、何百億と儲けているプロの前で自分の事業計画をプレゼンするのですね。



虎たち(プレゼンを聞いて自分のお金を出資するかどうかジャッジする社長たち)は
みんなひどい時は、事業に失敗してホームレスになったこともある。
やっぱり起業というのは、一種のバクチみたいなものだと思うんですよね。
でもそこに独特のカンが働いて、ここまで大きくのし上がってきたんですよね。
だから、視聴者の人間よりもずっとずっと、シビアなんですよね。


で、人の懐をアテにしてプレゼンする輩には、当然ゴミというかカスみたいなのばっかりで、
「よくもまぁ、イケずうずうしくこんなコト言えるなぁ」
みたいな輩ばっかりなわけですよ。



一番ひどいなと思ったのは25歳の青年だったんですが、この人の夢は
「アメリカで悩める日本人のためのレストランを作りたい」ってやつで、
この人は、日本の中高がなじめなくて、新天地を求めてアメリカへ行ったそうです。
ですが、そこでも引きこもってしまって、そのときの体験をもとに
アメリカの留学生の安らぎの場としてのレストランを作りたいとか。

なんか、話聞いてて呆れてしまったのね、わたし。
親に理解がなくて、って言ったって、アメリカの渡航費用や学費や、滞在費用を
出してやったのは親でしょうよ。
それに、日本でうまくいかないからといって、ちゃんと語学の勉強をしたんでしょうか?
なんか、甘ったれた人間だなぁ~って思うのよね。

あと、エルメスオタクのおばさんとか、
受験オタクのおばさんとか、
離婚相談所のおばさんとか

女性は、世間知らずもいいところ、と思うような人ばっかり。
虎たちも言っていましたが、起業するセンスゼロなんですよね。
「己の分を知れ」って怒鳴っていましたが、
本当にそうだなと思うんですよね。

こういう女性たちって、見ていて思うに、もともとの顔の造作がどう、というより
「不幸を一身に背負っている」っていうか、なんか何とも言えない醜さみたいなものが
顔に現れているんですよね。

ここまでひどい人っていうのもちょっと見たことないなぁっていうか。

男の人でも、うどんやをするために、お金を貸してくれって来た人もいますが、
出資金の中には自分の住居部分まで入っていたりして、虎たちが怒るのなんの。
(でも、そういうところがみていてツボ)


で、最後に司会の吉田栄作さんが、無表情に「ノーマネーでフィニッシュです」
と死刑宣告をする。

まぁ、万が一、出資することに決まったとしても、この番組のモットーは
「ノーサクセス、ノーマネー」なので、
出資者の鬼のようなチェックが入りまくるので、
それはそれで新たな地獄の始まりですが(笑)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

とまぁ、なんとなく「面白い~」だけで見ていたのですが、
虎たちの現在っていうのをググってみると、
二三人を除いて、ほとんどに人がコケて何十億という負債を抱えていたんです。

放送していたのが、2001年から2004年ぐらいだというから、
たぶん、このころから外国のAmazonなんかが幅を利かせ始めていくんじゃないかな。
もう、あんなマンモスのような企業じゃ、誰も太刀打ちできないですもんね。

Amazonは本当に検索機能が並外れてよく、たとえばその本のタイトルを知らなくても
「室町時代について調べたい」とか「フィボナッチ数列について調べたい」と思って
「室町時代」「フィボナッチ」って入れるとそれだけで本を探してくれます。

ですが、e-honなんてばっちり本のタイトルを正確に入れなければ絶対にヒットしないし、
たとえ、正確に入れたとしても、サブタイトルまで入れちゃったりすると、
ヒットしなくなったりして
結局、e-honで検索しているつもりが、いつの間にかAmazonに持っていかれちゃっているのよね。

うん、そういう時代だと思う。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
で、虎たちの中で唯一、「へぇ~」っと思う人がいました。
それはかの偉大なる歌姫、美空ひばりの息子の加藤和也さん。

このときは加藤さんは30そこそこぐらいなんですが、
ふうぼうは「ごくせん」にでてくるチンピラそっくりで
全然風采が上がらない感じで、甘ったれた人間なのかと思うけど、
話を聞いていると、なんだか非常に性格が温厚で、かつ冷静。

だんだん見ているうちに「案外この人は、手堅い商売しているんじゃないかな」って
思うようになりました。


で、この人は現在も会社社長で頑張っているそうです。
nice!(5)  コメント(4) 

nice! 5

コメント 4

ぼんぼちぼちぼち

マネーの虎、リアルタイムではタイトルしか知らなかったのでやすが
同じく最近ゆーちゅーぶで観てハマってしまいやした。
いやぁ、なかなか面白いでやすね。
仰るとおり、希望者に頭がいいとは言えない甘ったれの世間知らずの人が多いとこが それをズバスバ指摘されているとこが、なんともおかしくて笑ってしまうやら呆れてしまうやら。
エルメスおばさん、住居込みのうどんや希望のおじさん よく覚えてやすよ。
先日観たのは、六本木で中華ファーストフード店をやりたいっていう男子大学生。
大学では勉強もせずに仲間数人の間で「これイケると思うから成功する!」って言い張って一億の希望額。
でも自分で調理もできなければ コンセプトは「筒型の箱に入れて提供するのがかっこいい」ってことだけ・・・・・笑
by ぼんぼちぼちぼち (2018-11-19 16:48) 

sadafusa

ぼんぼちさま

こんな大昔の番組を喜んでみているのは私だけかと思ったら、ぼんぼちさまもご覧になっていたのですね。

わたしはまだその六本木の大学生の話は見てないわw
このコメを書いたら、即、見たいと思います。

全然お金を持ってなくて、ほんの小さな企業をしたいと思う人は
もっと地に足のついた手堅いプレゼンをすればいいと思うし、
3000万以上の大きな投資を受けたいという人は、もっと独創的で奇抜なアイディアで人を唸らせてみたら?と思うのだけど、
みんな大言壮語のばくち打ちみたいなのばっかり。

わたしの娘の友人(男子)は美大生のとき、父親がリストラされて、同時に母親が病気になって、万事休すと思ったとき、株を勉強して、それで年間1000万以上稼いで家族を養い、自分の学校の学費も払っていたっていうんだから、偉いもんだと思います。
でも、本人曰く、こんな金を右から左に動かしているだけで儲けると、どこか人間のタガが外れておかしくなってしまうのではないかと思い、やめて堅気にサラリーマンになったとか。

男に逃げられて母子寮に入ってたとしても大原簿記学校にでも通って、経理の仕事でもすればいいじゃん。なんかそういう普通の努力というのが足りないと思うんですねぇ。

まぁ、虎たちはまともなのかもしれませんが、
この番組のコンセプト自身が『濡れてに粟』『一攫千金』なので
罪つくりなのです。(でも面白いけど)
by sadafusa (2018-11-19 20:46) 

おかもん

こんにちは。なんだかいろんなことに気力がわかずご無沙汰してしまいました。横浜のイングリッシュガーデンは年間パスポートがあったような…近所にこういう場所があったら通いたいなぁと思います。
「マネーの虎」懐かしいです。たまにしか見ていませんでしたが、たしかに何を言っているんだ?と呆れるような人が多かったですね。加藤さんはひばりさんの息子ということで、大丈夫なのかな、と心配していましたが、地道に頑張っているようで安心しました。おバカな芸能人の子どもってたくさんいますから。
だんだん冷え込んできました。お身体に気をつけて下さいませ。
by おかもん (2018-11-22 12:46) 

sadafusa

おかもんさま

ごめんなさいね。ちょっとバタバタしてました。気力がわかないってすごくわかるわ~。
マネーの虎っていうのを見ていて思うのは、起業家で成功している人のアドヴァイスが必ずしも正しくないんじゃないかなって思うんですね。
たまたまその人が成功しただけなのじゃないかとも思うし。

結構堀之内さんて人が、嫌いなのね。見ていてムカつく。
それに対して、モノリスの社長は、物事の本質がよくわかっているような気がするんだよね。

現在、生活倉庫って会社は潰れてしまって、堀之内さんも何十億の負債を抱えて、どこかでひっそり暮らしているそうです。

起業家って怖いわ、本当に板子一枚下は地獄って思います。

おかもんさまもお体お大事にしてくださいね。
by sadafusa (2018-11-22 20:16) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。