怒るのを我慢するとき、我慢してはいけないとき [雑文]

さすがに師走だけあって、毎日が切れるように寒いです。
皆さまいかがかお過ごしですか。

さて、今日はちょっと
むつかしい話題にしようかと思います。

今日のテーマは「怒り」ですね。

私は娘に「短気だなぁ、おかあさんは」とよく言われます。
そして、このブログでもコメント欄で、よく怒っていたりします。

でも、日常のわたしといえば、
結構温厚な人で通っているのですよ。

でも私は鈍感な人間というわけではなく、
自分の内側から湧き上がってくる感情をなだめたり、抑えたりしているのですね。

喜びの表情は、少なくともにっこり笑っているときは人に
不快感を与えないので、隠さなくてもいいかとは思いますが、

しかし、哀しみとか怒りというのは、やはり人に見せると
あまりいいものではないので、
極力抑えてしまう傾向にあります。


でも、人間、仏様じゃないんで、ため込んだ怒りっていうのは、
許容量っていうのがあるんですね。

許容量に達するとドドーンと火山が噴火するみたいに
怒りが吹き上げることになるんですよ。

わたしもどうもこの、「怒りをため込んでしまう」タイプでありまして、
結構無理をして最後にドドンとくるのですね。

たとえば、わたしは時間にはちょっとうるさいタイプで、
約束の時間に間に合うことが当たり前なんですよ。
で、心配性なものですから、わりと早めにいくことが多いのです。

でも、知人友人の中では、こういう約束に必ず遅れて来る人が
少なからずいたりするんですよねぇ。

こういう人は自分が約束の時間に遅れてくること自体、
悪いことと認識していないので、
わたしが内心イライラしていることなんて知りようがないのですよ。

でも、待ち合わせして、これから楽しいことをしに行こうとしている矢先にですね、
「あなた、どうして時間に遅れるのかしら?」といちゃもんつけたくないんですよね。

そして、その友人にわたしは
「いくら待たせてもオッケーな人物」ということになり、
ますます遅れることに平気になっていくものなのです。

あるとき、一時間ぐらい遅れて
もう怒りの臨界に接しているときに
「ごめん、待ったぁ? 今洗濯物を干し終わったところ。今から出るね」
というラインが来たりすると
ああ、もうダメ。
どうして、約束の時間が過ぎているのに、のん気に洗濯物を干しているのだろう…。
「あ、ごめん。炎天下で一時間も待っていたら気分悪くなってきたので、
 帰ります」
この人は、自分が時間に遅れて平気で洗濯物を干しているとき、
相手がどうしているのかを思う想像力にかけているのだと思う。

でも、さらにはこの人は自分のことを
友人と見ているのではなく、単なる暇つぶしの相手、
便利に使えるコマと思っているのではないかという猜疑心にとらわれてしまうのです。
(こういうところが、ACで育って、自分に自信がない人間がとかく陥りやすい感情なんだ、
と自分で納得していても、ついそういう思考に走ってしまいますね)

で、こうなってしまうと、この人とは疎遠。

自分の中では「顔も見たくないわ」と言うことになってしまう。

ですから、ここまで怒りを貯めることなく
上手に相手に自分の気持ちを分かってもらうように努力しなくちゃいけないのですね。

まぁ、こういうケースは比較的解決しやすいパターンかとは思うのですが、
世の中にはもっともっと複雑なことが多く、
時には
「ここで今自分が不快なことを相手に伝えるべきだろうか、
 いうべきではないだろうか」と
しばしば考えることがあります。

もちろん、感情的になって相手を怒鳴ることなんて問題外。
そんな自分の感情を吐き出して、人間関係がよくなることってありません。

ここは大人の対応で、
どうやって、自分に優位な対応を引き出せるか、目算することも
とても大事なことなのかな。


もしかしたら、自分は寛容の精神が、そして赦すという気持ちが
大幅に少ないのかもなぁと悩むことも多いです。

でも、結局いろいろと頭の中でシュミレーションしていることに
疲れてしまって、
ひとりで行動するのが、なんにせよ、楽だわと思ってしまうのって
どうなんでしょうか?










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ぼんぼちぼちぼち

ああ、よく解りやす。
あっしも学生時代は怒りを溜め込んで、限界点超えたところで爆発するタイプでやした。
だから普段は「ぼんぼちさんって怒ることなんてあるの?」と仏様のように思われていて、爆発すると、相手は大泣き、周りは茫然、という状況でやした。
大人になってからは、能面のような顔をして溜め込むことは、自分だけじゃなくて周囲にもよくないと知ったので、ほどよく感情を小出しにしてゆくようになりやした。
by ぼんぼちぼちぼち (2018-12-18 14:19) 

sadafusa

ぼんぼちさん

やはり親が暴君だったりすると、ぐっと我慢することを
小さい時から覚えてしまいますよね。
もう習い性になっているというか…。

そう、普通はものすごく温厚でニコニコしている人って
思われているのよね。

あるとき許容量を超えて、我慢の喫水線を超えたとき、
火山が爆発するように怒ってしまうんです。

ほどよく感情を小出しにしなければならない、
それは本当に「言うは易し、されど行うは難し」
でなかなかわたしにとっては大変なんですよね。


by sadafusa (2018-12-18 20:22) 

おかもん

こんにちは。なんだかうまく接続出来なくて、お久しぶりのコメントになってしまいました。
待ち合わせに平気で遅れる人って、どういう神経をしているのかと思います。ケータイのなかった時代の待ち合わせとか、どれだけお互いに気を使いあったことでしょう。それでも会えずに終わったのがコミケでした(-ω-;) まぁムリがありましたけど。
怒りをコントロールするのは難しいですが、怒りの感情がなくなるのもなんだかイヤだなぁと思ったりします。
あわただしい時期です。どうぞお身体に気をつけて下さいませ。
by おかもん (2018-12-19 15:32) 

sadafusa

おかもんさま

お久しぶりです。寒くなってですねぇ、お元気ですか?

この間、娘と待ち合わせして、約束を一時半としていたのですが、一次二十五分ぐらいに「ちょっと遅れるから、ゆっくり用事していていいよ~」とライン返してきやがったので、
「なにをいいうておる。用事なんかとっくに済ませたワイ。どこをどやればゆっくりできるんじゃい!」と返したら、
タクシー乗ってきて、待ち合わせに使った喫茶店の御茶代持ってもらいました。

>怒りの感情がなくなるのもなんだかイヤだなぁ
そうですねぇ。それも改めて考えてみればそうかも…。

とはいえ、腹を立てるとものすごく体力を消費するので、
ばかばかしいことは受け流すようにしたいと思っています。
そうじゃないと楽しいことすらままならないしねぇ。

おかもんさまもご自愛ください。
by sadafusa (2018-12-19 18:41) 

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