働くオンナはオンナを越えられるのか? [雑文]

最近、タネ切れになっちゃって、
薔薇の話ばっかりですみません。

面白いと思ってくれたらいいんだけど、よくわからないんでーす。

あ、自分のブログでよくわからないことといえば、もうひとつあります。
なぜか『秘められた名前』の3ばかり読まれているということです。
あそこは別に盛り上がる箇所でもないし、なにがそんなにツボにはまるのかが
作者としては非常に気になるんだよねぇ…。

案外作者が苦心して書いたところはスルーされて、作者がいい加減に描写したシーンが
読者の心に残るってことあるのかもしんない。

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前置きはこれぐらいにしておいて…と。

この間、東京で働いている長男が帰ってきて私に言った話をしようかなと思います。

息子がいうには「最近の働く女の子(営業)はたいていパンツスーツで
髪は短髪かひとつくくり(要するにポニーテールだといいたい)。

そんでもって、お化粧なんかも必要最低限しかしないし、使うことばも
どういうのか、ジェンダーを感じさせないニュートラルなことばなんだよねぇと。

息子は一昔前の松坂慶子の映画を観て「なんて昔の女の人って、大人で女らしいんでしょ~」って感動したらしく「あーゆー女の人がいいなぁ」ばっかり言ってるんですよ。

で、
「どんなに女の子たちが女であることを隠して、男っぽく振る舞ったとしても所詮は女でしょ。
 女であることは越えられないじゃない? 
 おれは戦略的に女を捨てて男みたいになるっていうのは間違っていると思うんよ。
 だって男には絶対になれないんだもん。
 それだったら搦手というかさ、女の魅力で勝負したらいいのに。
 いや、へんな枕営業しろっていう意味じゃないよ。
 女はきちんと女であるってことを肯定したらいいのに、と思うんだなぁ」

ふうん…。
「だってさ、女はどうしたって体力的には男に劣っているじゃん?
 そんなことしたら、健康的な女としての生活が送れないじゃないのねぇ?
 おれは女を否定して仕事に生きたらあかんと思うのねぇ」

そうだなぁ~とは思うんだけど、営業だったりすると、セクハラオヤジとかいて大変なんじゃないの。
あと、どうしたって男原理主義みたいなオヤジとかいてさぁ。
「女には仕事を任せられない」とかさぁ。
なんか先進国なのに、日本て国は思いっきりそういう分野では遅れていると思うんだなぁ。

男は女より偉いとか思っている親父にはコンドリーザ・ライス女史とか送ってやりたくなるよね。
ただやっぱり、そういうストレスは女性の間でも高まっていて
働くビジネスウーマンは子宮内膜症とか、結構り患したりしているでしょ?
それでは幸せな結婚はできないし、健康な次世代をつなぐ子供も産めないじゃないですか。

子供を産んだり育てたりするのは片手間じゃできないことなんざんすよ。男性の方々。
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Yui

ご子息、もうそんなことを感じる御年になってしまったんですねーーー。松坂慶子かあーー。色っぽい美人だものねえ。素敵だよねえ。昔の映画でしょうけどあの頃は輝いていましたね。

最近はリクルートスーツも男女そろって真っ黒。入社してからも黒のスーツで過ごしてしまうようですね。院生が灰色と紺の細い縞が入ったスーツをきたらオシャレスーツだーーっと囃し立てられていましたから、当事者にとっては同世代の他を出し抜いてちょっとオシャレというのも難しいのだと思います。
同じ会社は難しいですよ。もっと自由な服装の人と付き合ってみるといいかもですね。


とにかくも、年上の大人の女の人に憧れているのねーー。いいなぁ〜。春ですね。しばらくはそういう時代が続くかも。角の取れた、女らしい女に一時期憧れるのは当然かもしれないです。

>女には仕事を任せられない。
最近はこういうあからさまなセクハラ親父は少ないです。捕まるから。そのかわり、教育しないとかほっぽらかしはあると思う。
あとは女性上司で上司が黒のスーツだったらもう黒のスーツ以外着れないですねー。なんか、バブル期のようにパステルカラーのスーツを着れとは言わないけど、もっとシックなオシャレをすればいいのになと思います。入社数年だとお財布もきついけどね。

by Yui (2018-05-12 18:50) 

sadafusa

>松坂慶子
なんか道頓堀川かな、真田広之が主演してたやつ。それから蒲田行進曲とかなんか色々見てたみたい。
しっとりしてますもんねぇ。わたしが一番印象が強かったのは、大河ドラマの北条政子かなぁ、たしか弟を松平健がやっていて、その恋人出たような気がする。すんごく美しかったのを覚えていますねぇ。美しいけどなんかとても強いのね。絶滅したようなタイプですね。

うちのは昔から、オネエサマタイプなんですよ。
初恋がガンダムのマチルダすぁあああ~ん、でしたからねぇ。
今でも戸田恵子さんの悪口をいうとすごく怒る。
「アンパンマンは戸田恵子だ!」っていうと激怒するけど
「いや、それでも劇場版のベルばらのオスカルの声もしてた」っていうと納まるんですね(笑)

>黒のスーツ
いつのまに黒のスーツでしょうか?なんか品が良くないと思うの。葬式じゃあるまいし。ましてや総会屋でもないでしょうにねぇ。
わたしたちの若い頃は紺のスーツでしたけどねぇ。
それも緩く紺色で、別にグレーでも縦縞でもうるさく言われなかったと思うけどな。

>女性上司が黒のスーツ
そうでしょうねぇ。一番手強いのは、女じゃないでしょうかねぇ。
女の敵は女だと思う。だから横並びでおんなじスーツきて、おんなじ髪型なんじゃないかな、抜け駆けは許さないみたいな?

なんか世の中の問題というのは重層的なので、一言で「コレ」っていうわけにはいかないんですねぇ。
by sadafusa (2018-05-12 20:09) 

Yui

おお、マチルダさんですか。それはそれは。
松坂慶子さんといい、いいオンナ好みですね。
私は松坂慶子さんといえば、江戸を斬るです。紫頭巾ね。
カッコよかった。一回捕まっちゃって、舌噛んで死のうとして、ぐるぐる巻きに縛られて、口にも木片を入れられて縛られて、水だけ与えられていたシーンを思い出しました。(ストイックでよかった、私も変態ですね)

戸田恵子さん、凛々しい声ですからね。アンパンマンのイメージも強いけど。そうか、劇場版ベルばらのオスカルは戸田恵子さんなんですね。

>黒のスーツ
97年くらいからかな、バブル崩壊してからもうずーっとずっと黒のスーツですよー。最近は入学式も全部黒のスーツ、真っ黒です。
昔は紺、グレイ、地味な茶系統、黒、柄入りも全部許されていたのにね。ただ、6月から9月は衣替えで軽装が許されるからそこで少し、おしゃれすることもできそうです。


by Yui (2018-05-12 20:40) 

sadafusa

>私も変態
いや、もう小説書いてる時点でもう立派な変態ですから。
でもフツーの人をやっている意味あるのかなぁとか最近思っていて。
別に陰でコソコソするのはやめようとか思っているんですよね。

>97年
う~ん、そうなのかぁ。なんての、常識ってあるきっかけがもとでくるっと変わってしまうもんなんですね。
そういうところが、非常に面白いと思うな。民俗学的にみて。
習俗として日本人が根底に抱えているなにかを知るすべになるかも?(すでに小説脳)
by sadafusa (2018-05-12 20:57) 

Yui

>色の階級

日本の色彩感っていまだ江戸時代なんですよ。禁色ね。
一番下の階級は黒しか着れなかった。それから上に行くにつれてすこしずついろんな色が許されて、王の黄色とか高貴な紫は下々の者はおろか貴族でも着れなかった。その影響なんでしょうか、今でも上の者が黒を着るともう下は黒以外着るものがないという状況になりがち。
がんばって上の人にこそ派手に自由な色を着てもらいましょう。

皇室の方々も質素なんて言ってないで華やかにしてくれればいいのにねー。ほんと黒ばっかりには飽きてきました。

制服の方がオシャレだものね。あれは参勤交代が影響しているのかしらね。まあ、アルマーニを着ろとは言わないけど、せめてもう少し色が欲しい。
by Yui (2018-05-12 21:37) 

sadafusa

なるほどね。
上つ方が禁色を独占していると…。

たしかに紫とコチニールの貝殻の色で染め、黄色はサフランの色で染めるって聞きました。あと、紅を染める時は紅花を使うとか。
それらを満足のいくような濃さにするときは、ものすごい量のものを使うからなかなか高価になってエライ人しか着られなかったって。
紫はローマ皇帝しか着られないっていう話も聞いたような…。


でね、私はまたここで問題を感じるのよ。
ほら、昔の公卿の肖像画ってあるじゃん?
『源頼朝』の肖像画とかさ(あれは実は平重盛らしいけど)
で4位以上の貴族の色は黒なんすよね。


たしか、19世紀のヨーロッパでは、爆発的に黒が流行ったってね。なんでかっていうと化学染料で簡単に「真っ黒」が染められるようになったからってことでした。それまでは赤とか青とか黄色とか重ね合わせて限りなく黒に近い色に染めていただけで本当の意味では黒になっていなかったんだとか…。

で、昔大学で、宮中の染色を専門にしている先生に聞いたことがあって、平安時代って黒が生成できたんですか?
先生は「たぶんこういう貴族っていうのは、家の中に自分の染めの工房を持っていて、時間をかけてじっくり黒に染めていたんだと思うよ」との答えでした。
何が言いたいのかというと、黒もたぶん、化学染料ができるまでは禁色だったんじゃ?ってことです。

貧乏人は黒ではなく、黒っぽい色なんだとのことでした。


ま、真っ黒であろうと、黒に近い色であろうと、華やかじゃないんで。あのスーツの黒は本当にやめてほしいです。
華やかじゃなくてもいいから、もうちょっと軽い色にしてほしいです。
by sadafusa (2018-05-13 08:03) 

Yui

さすが、sadafusaさま
お詳しいですね。
実際、艶のある黒に仕上げるのは難しい技だったと思います。
天然染料ですからね。

4位以上は黒って、下々の者は葬式にも黒を着れなかったのだろうか?上の位になればなるほど禁色が解けてどの色でも自由に着れると思っていたのだけど。あれって公の場所だけなのかな?家では自由に着ていいんでしょうか。服装はいつも何着ればいいのか、難しいです。

新色と聞くとつい喜んじゃう。アメリカで200年ぶりに青の顔料の新色が出たそうだけど、どんな色なんだろうと思いますね。



by Yui (2018-05-13 11:26) 

sadafusa

>下々の者は葬式にも黒
っていうかさ、わたしが思うに、どれぐらい下々のものなのかっていうのも問題だとは思うんだけど、まずしい人ってたぶん、絹なんか論外で江戸時代にならないと綿花ってもんはなかったはずだから、一年中、麻を着ていた可能性が高い、と思うんですよ。
で、なんていうかなぁ、「染める」ということは工程が増えるってことじゃないですか?だから、麻の地色の糸をそのまま機でおって来てたんじゃないかなって思うんです。
大島紬ってあるじゃないですか、あれって染める時、泥が含んでいる酸化してる鉄とそうじゃない鉄とで染め分けるとかいうし、なんであんなに大島紬がクソ高いのかというと、やはりその染めの工程が非常に複雑で時間かかるからだって言うし…。

なんかさ、わたしたち、贅沢すぎて服なんて色がついていてなんぼのもんじゃいと思っているけど、それは近代になって大量生産できるようになった恩恵だよね…。

以前、っていうかかなり前だけどさ、沢口靖子が「かぐや姫」を主演したとき、すごくきれいな十二単を着ていたんだけど、時代考証の人が「当時は染色技術もこれほど発達していなかったんで、当時のものをそのまま再現したら、目の肥えた現代人に見るに堪えないような貧相なものしかできない」とかおっしゃっておられて、「あ、やっぱ、そうなんだな」って思いました。


>青の顔料の新色
へぇ、天ねん染料で? 合成で?
こんな世の中でも、できない色があったってこと自体が驚きなんだけど…わたしも観てみたい気がする。
by sadafusa (2018-05-13 12:05) 

Yui

>青の新色
アメリカ 新色で引くと出てきます。研究室で作ったらしいから合成でしょう。

>沢口靖子 「かぐや姫」
そうでしょうね。昔の天然染料じゃ今見たら見劣りするでしょうね。
彩度が違うよね。
大島紬や他の紬って高いですよね。手数を掛けて織るのと手数を掛けて染色するせいでしょうね。昔は仕事着だったという話だけど。

by Yui (2018-05-13 16:14) 

Yui

話を元に戻して。

女が男と競い合わないで、子育てという戦いもしないで、ゆったりと女らしくだけしていればいいというのはほんの短い間だけだという気がするなー。平安時代の貴族のお嬢様方は恋愛だけしてればいいから、そういう時間が長いんだろうけど。今はね、男と競って働いて、恋愛も難しくて、子育てが一人でこなさなければならない時間が多くて、なかなか自分の女らしさを育てるところまでいかないんですよー。
あと、男らしさ女らしさを育てるなら同等はよくない。平等はともかく同等になってしまうと互いにに魅力を感じなくなってしまうような気がするのね。難しいけどねー。
by Yui (2018-05-13 16:36) 

sadafusa

自分のこと考えてみると、あんまり女らしくないんだよね。もんのすごくサバサバしているし。あんまり女の人同士のつきあいが得意じゃないかもね。
じゃあ、男なのか?とか言われると男でもないんですよねぇ。
一応カテゴリとしては女なんだけど、あんまり女度を期待されてもだね、みたいなそんな感じ?

とにかくさ、今の女の子たちは大変だなぁって思うのよね。


>平等はともかく同等になってしまうと互いにに魅力を感じなくなってしまうような気がするのね。

ああ、これって解る気がする。双子みたいになっていくというか。
フェロモン云々はさておき、だけど、限りなく近づいて行って、同志愛みたいになっていくんでよいのでは?(いや、良くないのか?)
by sadafusa (2018-05-13 18:08) 

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