屋上屋を架す [雑文]
皆さま、こんにちは。
最近、脱稿して一息ついたものの、
私、実は夜ウォーキングしていたとき、
ひどい捻挫をしてしまったんです。
これまでほとんど毎日歩いていたのですが、
それも出来ず、身体の調子が非常に悪い。
整骨院に通っているのですが、
人間の身体って私のように大きな衝撃を受けたときは
最大限に筋肉が伸びるんだそうです。
でも、その反射でその後、急に縮むのだそうです。
私は靭帯もかなり損傷していて、そっちも痛いのですが、
とにかくふくらはぎの深部の筋肉が縮んだせいで、血の巡りが悪く、
足が冷たい。お風呂に入っても表面部分が温まるだけで、深部が温まらない。
というわけで、この暑いのに、エアコンですらかけているのに、
ひざ下だけはごっつい遠赤外線が織り込んであるレッグウォーマーみたいなのを
付けていますね。
あと、かてて加えて、最近喪失感があって~。
そもそもあんまり精神が安定してないのに、
ケガをしたせいか、鬱っぽいです。
心療内科行こうかなってググってみたけど、みんな「要 予約」なんですよね。
まぁ、わかるんですよ。要予約じゃなきゃ、待たせられるし…。
だけど、思いついとき、心に決めた時、行きたいんだ…。
タイミングが合わないと、また機会を逃すことになる…。
かといって、私のように常に情緒不安定な人間って
心療内科へ行ったとて、ってところがあるんだよね~。
結局、「カウンセリングを受けてください」みたいになるんだよ。
いや、カウンセリングは8年ほど通いましたから、もういいです。
あ~、あたしはこんなもやもやしたもやもやした気持ちを抱えて
これから死ぬときが来るまで生きなきゃならないのか、
…ユーウツです。ものすごく…!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
さて、今日は単なる言葉によるうっぷん晴らしです。
私はたいていリアル世界の人にはあんまり文句をいいません。
それは、不思議な感覚だけど、愚痴を言った後、
ものすごく落ち込むんだよね~。
自分の中のもうひとりの自分が「恥を知れ」って怒って来るんですよ。
他人は解決できない問題は言わないことにしています。
だって聞かされている側に立つと、いやな気持になるんだもん。。
さて。
最近、プロじゃない方の小説を目にすることが多いのです。
時には、非常に面白いものに出くわすので、
馬鹿にしたもんじゃないんですよね。
ただ、いつも気になるのが、
美形キャラの人物描写かな。
みんな、「屋上屋を架す」って言葉知ってる?
屋上の上にさらに屋上を建てることだよ、
つまり、無駄なことのたとえなんだね。
似たような言葉に「蛇足」っていうのもあるかも。
こっちのほうがもっと頻度としては軽い気がする。
私、常々美女とか美男って書く時は気を付けていることがあるの。
それは「美しい」と連発しない。
また直接「美しい」というダイレクトな表現を使わないってこと。
向こうから「超絶美少女」が歩いてきた。
って書かれていたら、もうそれ以上書くことはない。
だって超絶美少女なんだからさ。
なんてのかな、こういうの、やっちゃいけない典型だと思うんだよね。
超絶美少女ってことばには、「どんな風に魅力的なのか」を創造させる余地がないもん。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
たとえば、主人公が横断歩道で信号が青になるのを待っていたとする。
ふと対岸を見るとですね、セーラー服の女の子がひとり佇んでいた。
割と背の高い子で、すらっとしている。
主人公は
「こんなに背が高いんだから、バスケとかバレーボールをしているのかなぁ」
とぼんやり考えていた。
青になると他の人と同じように女の子もこちらに向かって歩き出した。
おそらく校則では膝丈のはずのスカートは、
放課後になると思いっきりたくし上げられているのだろう、
ミニスカートの下にはぜい肉のついていないまっすぐな足が伸びている。
女の子は主人公に見つめられているとも知らず、颯爽とこちらに向かって歩を進めてきた。
赤みがかった膝小僧が初々しい。
思わず主人公は近づいて来るその子の顔を凝視した。
そこには切れ長の瞳がキラキラと輝いていた。
そしてすれ違いざまにわずかな風になびいていた髪から
シャンプーの清潔な香が漂って来る。
しかしそれも一瞬で、女の子はほとんど主人公を気に留めることもなく、
横断歩道を渡り切る。そしてさらに早い足取りでどんどん通りを進み、
やがてその姿は人込みの中へ溶け込んでいった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
とこんなふうにします。絶対に「超絶美少女」とは書かないですね、私は。
この中には「美少女」とか「美しい」とかあえて書くことを止めました。
ほっそりと奇麗な足の描写とか、髪の毛とか、切れ長の目って書いただけで
たぶんこの子が「超絶美少女」だということがわかるんじゃないかな。。。
とにかく、「美人で」とか「この上なく美しい」とか
書き過ぎる。美しい、美しい、って書くと、それはフォルテシモの表現となってしまいますので、
それ以上書くと、くどいのです。
で、つい私は、「屋上屋を架す」と思ってしまうのです。
まぁ、そうは言ってもなかなかね、さりげなく「美しさ」を表現するって難しいことだから。
私も日々苦労はしています。
そうそう、もう一つ大事なことを書き忘れていた。
美人ってなにも外見だけじゃないんですよね。
やっぱり姿も美しいければ、内面も美しくないと厳密な意味で
「美しい人」というか「人を魅力するに十分な人」とはなり得ないんじゃないかな。
だから余計に「超絶美少女」って書くのは危険なんですよ。
それに、なんか「超絶」って言葉自体、なんだかそぐわない気がする。
超絶技巧とはいうけど、超絶美少女って使い方は特殊だと思うんだな~。
こういう時は、面倒くさがらず「超絶 使い方」とググって見ましょう。
そんなん言ったら、マネキンが一番きれいという事になってしまう。
欠点も含めてその人の持ち味になるような、そんな描き方ができたら…と思いますね~。
だいたい主人公か、主人公が好きになる子は「美形」が多いもんだよね。
なかなか中年の禿親父を好きになるというプロットにするのは、
よほどの力量が必要だと思う。あんまり共感されないから。
だからと言って、美男美女、美男美女、美しくて、きれいで、美しくて、きれいで
っていうのも、芸がない、
そんな愚痴でございました。
愚痴なので、かる~くスルーしてくださいましましね。
最近、脱稿して一息ついたものの、
私、実は夜ウォーキングしていたとき、
ひどい捻挫をしてしまったんです。
これまでほとんど毎日歩いていたのですが、
それも出来ず、身体の調子が非常に悪い。
整骨院に通っているのですが、
人間の身体って私のように大きな衝撃を受けたときは
最大限に筋肉が伸びるんだそうです。
でも、その反射でその後、急に縮むのだそうです。
私は靭帯もかなり損傷していて、そっちも痛いのですが、
とにかくふくらはぎの深部の筋肉が縮んだせいで、血の巡りが悪く、
足が冷たい。お風呂に入っても表面部分が温まるだけで、深部が温まらない。
というわけで、この暑いのに、エアコンですらかけているのに、
ひざ下だけはごっつい遠赤外線が織り込んであるレッグウォーマーみたいなのを
付けていますね。
あと、かてて加えて、最近喪失感があって~。
そもそもあんまり精神が安定してないのに、
ケガをしたせいか、鬱っぽいです。
心療内科行こうかなってググってみたけど、みんな「要 予約」なんですよね。
まぁ、わかるんですよ。要予約じゃなきゃ、待たせられるし…。
だけど、思いついとき、心に決めた時、行きたいんだ…。
タイミングが合わないと、また機会を逃すことになる…。
かといって、私のように常に情緒不安定な人間って
心療内科へ行ったとて、ってところがあるんだよね~。
結局、「カウンセリングを受けてください」みたいになるんだよ。
いや、カウンセリングは8年ほど通いましたから、もういいです。
あ~、あたしはこんなもやもやしたもやもやした気持ちを抱えて
これから死ぬときが来るまで生きなきゃならないのか、
…ユーウツです。ものすごく…!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
さて、今日は単なる言葉によるうっぷん晴らしです。
私はたいていリアル世界の人にはあんまり文句をいいません。
それは、不思議な感覚だけど、愚痴を言った後、
ものすごく落ち込むんだよね~。
自分の中のもうひとりの自分が「恥を知れ」って怒って来るんですよ。
他人は解決できない問題は言わないことにしています。
だって聞かされている側に立つと、いやな気持になるんだもん。。
さて。
最近、プロじゃない方の小説を目にすることが多いのです。
時には、非常に面白いものに出くわすので、
馬鹿にしたもんじゃないんですよね。
ただ、いつも気になるのが、
美形キャラの人物描写かな。
みんな、「屋上屋を架す」って言葉知ってる?
屋上の上にさらに屋上を建てることだよ、
つまり、無駄なことのたとえなんだね。
似たような言葉に「蛇足」っていうのもあるかも。
こっちのほうがもっと頻度としては軽い気がする。
私、常々美女とか美男って書く時は気を付けていることがあるの。
それは「美しい」と連発しない。
また直接「美しい」というダイレクトな表現を使わないってこと。
向こうから「超絶美少女」が歩いてきた。
って書かれていたら、もうそれ以上書くことはない。
だって超絶美少女なんだからさ。
なんてのかな、こういうの、やっちゃいけない典型だと思うんだよね。
超絶美少女ってことばには、「どんな風に魅力的なのか」を創造させる余地がないもん。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
たとえば、主人公が横断歩道で信号が青になるのを待っていたとする。
ふと対岸を見るとですね、セーラー服の女の子がひとり佇んでいた。
割と背の高い子で、すらっとしている。
主人公は
「こんなに背が高いんだから、バスケとかバレーボールをしているのかなぁ」
とぼんやり考えていた。
青になると他の人と同じように女の子もこちらに向かって歩き出した。
おそらく校則では膝丈のはずのスカートは、
放課後になると思いっきりたくし上げられているのだろう、
ミニスカートの下にはぜい肉のついていないまっすぐな足が伸びている。
女の子は主人公に見つめられているとも知らず、颯爽とこちらに向かって歩を進めてきた。
赤みがかった膝小僧が初々しい。
思わず主人公は近づいて来るその子の顔を凝視した。
そこには切れ長の瞳がキラキラと輝いていた。
そしてすれ違いざまにわずかな風になびいていた髪から
シャンプーの清潔な香が漂って来る。
しかしそれも一瞬で、女の子はほとんど主人公を気に留めることもなく、
横断歩道を渡り切る。そしてさらに早い足取りでどんどん通りを進み、
やがてその姿は人込みの中へ溶け込んでいった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
とこんなふうにします。絶対に「超絶美少女」とは書かないですね、私は。
この中には「美少女」とか「美しい」とかあえて書くことを止めました。
ほっそりと奇麗な足の描写とか、髪の毛とか、切れ長の目って書いただけで
たぶんこの子が「超絶美少女」だということがわかるんじゃないかな。。。
とにかく、「美人で」とか「この上なく美しい」とか
書き過ぎる。美しい、美しい、って書くと、それはフォルテシモの表現となってしまいますので、
それ以上書くと、くどいのです。
で、つい私は、「屋上屋を架す」と思ってしまうのです。
まぁ、そうは言ってもなかなかね、さりげなく「美しさ」を表現するって難しいことだから。
私も日々苦労はしています。
そうそう、もう一つ大事なことを書き忘れていた。
美人ってなにも外見だけじゃないんですよね。
やっぱり姿も美しいければ、内面も美しくないと厳密な意味で
「美しい人」というか「人を魅力するに十分な人」とはなり得ないんじゃないかな。
だから余計に「超絶美少女」って書くのは危険なんですよ。
それに、なんか「超絶」って言葉自体、なんだかそぐわない気がする。
超絶技巧とはいうけど、超絶美少女って使い方は特殊だと思うんだな~。
こういう時は、面倒くさがらず「超絶 使い方」とググって見ましょう。
そんなん言ったら、マネキンが一番きれいという事になってしまう。
欠点も含めてその人の持ち味になるような、そんな描き方ができたら…と思いますね~。
だいたい主人公か、主人公が好きになる子は「美形」が多いもんだよね。
なかなか中年の禿親父を好きになるというプロットにするのは、
よほどの力量が必要だと思う。あんまり共感されないから。
だからと言って、美男美女、美男美女、美しくて、きれいで、美しくて、きれいで
っていうのも、芸がない、
そんな愚痴でございました。
愚痴なので、かる~くスルーしてくださいましましね。
2022-09-12 16:43
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