三寒四温 [雑文]

今日の京都はめっちゃ冷えます。
ぶるるっと思わず震えてしまいました。

ここで苦しい、苦しいばっかり言ってますので、
さぞや毎日、小説ばっかり書いているんだろうと思われているかもしれませんが、
結構映画も見ていて、
ちょっと前は『女王陛下のお気に入り』って言うのも見たし、
おとついは『グリーン・ブック』って言うのも観た。

去年のうちに「ボヘミアン・ラプソディ」も見たわけだから、
これでオスカーを取ったのはみんな見たのかも。

映画というのはだいたい見るのに二三に時間しかかからないから
恰好の気分転換装置ですね。

『女王陛下のお気に入り』っていうのは時代的にいつの時代なんだろうって
詳らかな情報って言うのは分からなかったんだけど、
恰好みるとなんとなくわかるんだよね。

メアリ女王っていうと、一番有名なのは「ブラディ・メアリ」こと
メアリ・テューダーだと思うんだよね。
だけどさ、あの時代に特有なバロックの衣装でもなく、
男の頭がバッハみたいになっていたので、
ああ、これは17世紀の終わりか、18世紀がはじまるかどうかってところだよなぁ
とすると? ルイ14世の頃には王様は処刑されているし
ということはスチュアート朝なのか?ってことまで類推できたりして。
ああ、衣装は偉大だと思ったりする。

この映画ってストーリー自身も面白いけど、
全体の色彩トーンが白と紺なんだよね。
白黒じゃなくて白と紺ってあたりがちょっとひねってあって面白い。
昔見た「イギリス庭園殺人事件」っていう映画の雰囲気にも少し似てる。

グリーンブックもとってもお話自体がオシャレで
しかもジーンと来るような非常に美しいお話で、
良かったです。


ところで、最近noteにこうやってブログに昔書いた記事を載せたりしているんだけど、
それを勝手に自分ところで転載している人が多くて困る。

しかも本来、自分が思っていたのとまるっきり違う方向で採用されたりしていると
めっちゃむかつく。

この間、昔あたしが書いた、「ボヘミアン・ラプソディ」のトピをそのまま
転載している人がいて、
その人はあたしと思いを「共用」したとかなんとか言ってるけど、
どこが?やで。

その方と同じことをしているのは、親子でボヘミアン・ラプソディを見たことだけ。

あたしがあの映画を見て、感動したのはまったく別人の人達が
本物を見まごうばかりにフレディ・マーキュリーなり、ブライアン・メイなり、
あるいはロジャーなり、ジョンなりを演じた、その演技力に驚嘆したんです。

あと本当はもっとぐちゃぐちゃとしたフレディとメンバーの話を
真実以上に美しく再構成して、映画にしたっていうこと。

昔はね、もっとエイズに対して、不寛容でした。
フレディがみんなの前で自分がHIVに感染していて
その運命に従容として従うという、涙なしには見られないシーンがあるけど
そんなの今の世の中だから、そういうことができるって思うんです。

フレディはもうギリギリになるまでメンバーに自分がり患していることを
隠し続けていました。
首筋とかにできものができるとレーザーで除去していたんだよね。
ブライアンなんかが「ねぇ、それ、なんのあと?」って訊いても
「うん、ちょっとね」ってフレディは笑ってごまかしていたんです。

だから、もし死んだフレディがこれを見たら、
「こんなふうに正々堂々とみんなの前で自分がゲイだとカミングアウトできる世になったんだな」
って涙を流すと思うんですよ。

それぐらい、LGBTの人は肩身が狭かった。
まあ、いろいろな意味で今の世の中は、差別に気づいて差別が撤廃された世の中です。




だから決して、あのラミさんのパフォーマンスに感動はしたけど、
しびれて泣いたわけじゃないです。

それにあたしも娘のフレディやクィーンのにわかファンじゃないし。


あの映画を見て、あの歌唱力に惚れたのであれば、映画ばっかり見てないで
是非、本物のライブエイドをみてほしい。
映画では巧妙に隠しているけど、ラミさんよりもフレディのほうが圧倒的に
手足が細くて長いんですよ。
ラミさんは鍛えまくって、筋肉モリモリだったけど、
本物のフレディはもっと筋肉が長くて細く、
もっとしなやかなんだよね。


あの人は、クラシックのバレエダンサーといっても通用するほど、
身体の線がキレイな人です。
細身だけど、肩幅なんかあるし、鞭のようにしなるような
そういうすごく魅力的なプロポーションなんです。
だから当時、細身でぴちぴちのブリティッシュロックファッションが
超似合っていたんだろうと思うし。

ま、そこらへんに違和感があるかな、
だけどだれでもそういう風になれるわけでもないし。


また、ようつべなんかのうっすい音でクィーンの曲を聞くんじゃなくて、
是非是非、CDを買って、いい音楽環境で聞いてほしいなって思うよ。
だいたい、MP3なんかに圧縮された音なんて、スカスカだったりするんで、
それはまぁ、いわば劣化した不鮮明な写真を見るようなものだから。

ぜひぜひ、本物の『ボヘミアン・ラプソディ』をいいスピーカーを通して
聞いていただきたいものだと切望するものでございます。

はい、私とあなたとは何の接点もございません。


人の書いたものをタイトルそのまま使うんだったら、
きちんとよくよく人の書いた内容を吟味して使ってほしい。

まぁ、今のは愚痴です。

あとですね。
『月蝕』も良かれと思って、ツィッターに引用している人がいましたが、
中には「強姦事件」について研究している人がいて
犯人の心理としてあたしの小説も文言を持って来ている人もいましたが
それもやめて欲しい。

なんでかって、あたしは小説を書いているんであって、それはみんなあたしの頭が
作り上げたことなのよ。別に誰かを取材したわけでも、そういう強姦事件を参考にして
書いたわけでもないです。

それにこの小説のテーマは強姦じゃないし。(怒)

ツィッターにRTすれば、PV数が増えていいだろ?って思ってるのかもしれないけど、
そういう間違った使い方はやめてほしい。


まぁ、長いことSNS生活をしていて
昔は昔でそれなりに困ったことが起きていたけど、
今も今なりに、やっぱり間違った使い方をしている人が多いように思えます。

まぁ、そういうのも、その人の考え方なんでやめろとは言わないし、
また言える立場でもないけど、

あたしのところには近づいてこんといて、っていうのが偽らざる本音かな。


スミマセン。今日のブログは愚痴だらけでした。

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