聖地 [雑文]

1312_ef01x.jpg



このところ、ちょっとオカルトまがいのものをたくさん読んで思うことがある。

よく「いい気、悪い気」みたいなこといいませんか?

あれってなんなのだろうってよく思うのですよね。
この間から廃墟ビデオよく見ていたんですが、やはり見ているとなんとなく
荒んだものを感じるんですよね。
蒲団が荒らされていたり、埃が被っていたり…。

この間、真夜中に自殺の名所である東尋坊を訪れて撮影していた人のビデオ見ていましたが、
ビデオの中でこれまで何人もの人がその場所で飛び降りたであろう
そのまさにその場所のすぐそばに女子トイレがあるんですねぇ。

で、撮影している方がカメラを手にしてこうおっしゃるんです。
「ぼくは、人が『怖い、怖い』とよく騒いでいるこういう場所に来ても、
怖いなどとはほとんど感じない方ですが、
それでも、あの場所へ今近づくのは、きついものを感じます」と。

動画みてると、真っ暗な中に蛍光灯が瞬いているのが、なんとも禍々しい感じがするんですよねぇ。
たしかに真っ暗なところより、気持ち悪い感じがします。

そういうのは、その灯りをよりましにして、なにか悪霊というか、悪しき想念というべきか思念というかまあ、そういうものが集まって来ちゃっているんでしょうか…?

軽々しく断定はできないですけどね。

そんな感じがするということです。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
以前のトピにも永久保貴一さんの漫画をご紹介したかなと思います。



密教僧 秋月慈童の秘儀 霊験修法曼荼羅 1 (HONKOWAコミックス)

密教僧 秋月慈童の秘儀 霊験修法曼荼羅 1 (HONKOWAコミックス)

  • 作者: 永久保貴一
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2012/09/07
  • メディア: コミック



この中でですね、語り部である秋月さんが霊と呼ばれるものにもふたつあって、
生きていた人が亡くなって、この世に留まっている状態のものと
人の想念が集まって出来上がるものと二種類あると。

で、地縛霊みたいなものは、例えばある人がその場所で殺されたりしているわけだけど、
土地がその殺された記憶をそのときの衝撃と共に残しているんだという考えかな。

なんか考えれば考えるほど難しいのですが、
要するに、想念というものは案外侮れないものなのだなぁということ。

ある人があることを考えることによって、もともとどこかにあったその概念というものが
その人の想念に引き寄せられて、この世に出現してしまものなのかなぁと。

まぁ、間違っていたらごめんなさい。
難しいことですよね。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
聖地についてでした。
そう、どうして私たちはその土地を聖地だと感じるのか。
木々がうっそうと茂るさまに神のような神々しさを感じるのか。
水のせせらぎが清いからか。

清ければ美しければそこは聖地なのか?



main.jpg




よくわかりません。

でも、反対に言えば、ただ木々が茂って水のせせらぎが聞えるところでも
なんか禍々しくて気持ち悪いものを感じるところもあります。

それって気のせいでもないのかなぁと…なんだかいつまでたっても
考えはメビウス状にまとまりません。

わたしって結構スピ系は好きなんだけど、
安易に「幸運をゲットするためのおまじない」みたいなことは大嫌いだったりするんですよね。

そんなまじないで人の運命を変えることができるんなら、
人間苦労はせんわいと。

やはり秋月さんがおっしゃるように
神になにかをお願いしたら、その「対価」は絶対に必要だ、という考えのほうが
シビアだけど腑に落ちるのであります。


nice!(2)  コメント(4) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。