雨の日の『横浜イングリッシュガーデン』 [雑文]

皆さま、お久しぶりです。お元気でしたか?


わたしは先日、夫と一泊二日で横浜・東京へと出かけていました。
直前になって膝の症状がどういうわけか悪くなったので、
とにかく階段の多い東京行きは危ぶまれたのですが、
まぁまぁ、どうにかひぃひぃ言いながら行きおおせました。

本当は横浜に行かなくても全くよかったのですが、
でもどうしてもここへは前々から行きたくて。
横浜イングリッシュガーデン。

以前、松江のイングリッシュガーデンに行った時から、非常に感動しまして
なぜ感動したのか、っていうとやはり
ただ、公園があってただ漫然とバラが植えてあるわけではなく
きちんと作庭家がいて、あるコンセプトのもとに
まぁ、あるコンセプトというのは英国的美意識を取り入れて
作ってあるってところなんですね。

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ですから、まぁいまどき、バラのアーチぐらいならどこでもあるんですよ。
ですが、バラの木の足元に下草として低い草花を植えたり、そういう細かな気遣いがあって非常に
見ごたえがありました。

実は相鉄線に乗ろうかなと思うとき、空はもう、ザーザー雨で
「これでも行くの?」って感じでしたが、
わたしはもともと
「花はさかりに、月はくまなきをのみ見るものかは」という
反骨精神で生きてきたので、
こういう雨の風情も絶対に心打つものがあるはずだ!と勇んでいきました。

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するとどうでしょう?
もう、雨に濡れそぼった花の美しいこと。

強い雨は大きなしずくを花の上に落としまして、
まるで、貫きとめぬ玉ぞ散りける
といった風情で、非常に美しい。

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このお庭は、大きく分けて5つのセクションがありまして、
赤の花のセクション、黄色の花のセクション、紫の花のセクション、白い花のセクション、
そして総合セクションなのです。

どれもどれも非常にうつくしかったですが、特に白のバラのセクションはなんともいえず、
清楚でした。

途中で雨脚が強くなると、建物の中に入って、雨が弱くなるのを待ち、
そして、また庭を拝見し、を繰り返し、気が付けばこのお庭に2時間か3時間ほど滞在しました。

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イングリッシュガーデンの方がおっしゃるには、
「このお庭は、お天気のよいときには、券を買うのに小一時間かかるほど、人がいらっしゃって、
花はもちろんきれいだけど、それ以上に人がいます。今日はよろしかったですね。ほとんど貸し切り状態です。考えようによれば非常に贅沢なことですよ」と。

わたしもそれはそうだと思い、こういう機会を与えて下さった神に感謝しました。

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本当に美しい写真や動画を数えきれないほど撮りました。
あんまり夢中で服や靴がびしょびしょになりましたが、
な~に、かまやしないさ。
感動することにはそんなにしょっちゅう出会えるもんじゃないんだから。


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