生まれてから一度も買ったことないもの [雑文]

みなさま、こんにちは。


アクセス解析を見ると、未だに『フーガ』で一生懸命検索して探しておられる方がいらっしゃいます。
本当にごめんなさい。

訳あって、今、『ベルばら』の二次作品というのかな、サイドストーリー的な『フーガ』を含める三作品は取り下げております。

今後どうするかっていうのは、今ちょっと考え中です。
またはっきりしたことはお知らせいたしますね。







さて、今日は「生まれてから一度も買ったことのないもの」
についてお話しようと思います。

私が絶対に買わないもの。

それは「福袋」であります。

私は以前「自分が欲しいものだけが欲しくて、欲しくないものは欲しくない」
と申し上げたことがありました。

あれが結構大きな理由で、基本的に「どんなにそれが他の人にとってお得感があったとしても、自分の把握できていない買い物はしたくない」ということなんですね。
逆に言えば「あら、安い!」で引きずられて買うことはないってことなんですよ。

もちろん、バーゲンセールには行きますよ。しかしそれもあらかじめ欲しいなというものがあって、
それを事前にリサーチしておいてからという前提がついてです。


でも、と反論されるかもしれないです。
「最近の福袋は透明で中身が見えるものだったりとか、あらかじめ中身はこうですって展示されているものもありますわよ」と。

はい、わかっております。だけど、その中にはどーしてもわたしが欲しくない商品が入っているんですねぇ。

欲しいものは欲しいけど、欲しくないものにまで金を出したくない。
そして欲しくないものは、哀しくただのごみになるだけ。

っていうか、今の世の中、過剰すぎると思うんですよ。
なんだか世の中が「買わせよう、買わせよう」と無理やりイベントを作っているみたいで。

だってさぁ~、ハロウィーンに、クリスマスでしょ? 恵方巻にバレンタインデーにホワイトデー。
もしかしたらイースターも流行らせようとしているとか。

ん~。なんかさぁ、どうして横文字ばっかの行事なわけだろう?

キリスト教のこと、あんまりよくも知らないのに、キリスト教を大事にしてきた人々のお祝いの真似事をして何が楽しいんですかとちょっと鼻白む気がする。


クリスマスなんてねぇ、本当にちゃんと信仰している人はクリスマスの4週間前というのは、『降臨節(アドヴェント)』なんですよ。この時期は、カトリックとかわが聖公会では、ミサをするとき、司祭さまの首にかけるストールは紫なんですよ。解りますか、この意味?

紫は『喪』の意味なんです。つまり、物忌み。
それまで肉を食べないで、魚だけで過ごすんですよ。

それにね、イースターの前には『大斎節』っていって四週間、お肉を食べちゃいけない時期が続くんです。だからこの『大斎節』に入る前に大いにお肉を食べて楽しむのが「カーニヴァル」なんですよ。

辛いことをしないで、楽しいことばかりをするのはど~なの?っていう気は少しする。

楽しみたいっていう目的なんだったら、なにもイースターなんかを利用しなくてもいいじゃないかって思う。
同じような時期に、仏教の『降誕会』っていうお釈迦様の誕生日をお祝いするのがあるじゃん?
あれをやりたまえよって思うのよね。


あ、話は横に大幅にそれてしまった。

そう、最近は無駄に消費者の購買欲を変にあおろうとするイベントが多すぎるって思ったりもするんだよね。

今朝、ニュースを見てたら、「チョコレートブリ」っていうのがあって
なんだそれはと思ってみていたんだけど、
それはブリにチョコレートを食べさせるってもんだったのよね。

ブリにチョコレートを食べさせると、食べたときにチョコレートの風味がするのか
っていうとそんなことはなく、
チョコレートに含まれるポリフェノールの抗酸化作用のお蔭で、
足の速いブリでもなかなか腐らずに鮮度が五日以上保つとかやらで…。

要するに、長いこと鮮度が保てば、より多くの人に食べてもらえるわけだし、
これまでできなかった輸出ってことも念頭に入れることが出来るってわけです。


だけどさ、ブリの産地「ブリおこし」がくる富山県出身のわたしが思うに、
ブリというのはもともと油っぽいおサカナなんですよ。

地元の人間は鮮度のよいブリにさっと荒塩を振って、
大根おろしをすって食べるのが一番のごちそうだったの。

それに地元に住んでいるからといって、そうそう口に入るものでもなかった。

でも、今や、回転ずしで、お手頃なお値段で食べられたりするものね。

それが一概にいい悪いとは断じることはできないのですが、
これだけは言えます。

昔のように身の締まった、それでいて脂ののったものすごくおいしいブリなんて
そうそう出会わなくなってしまったってこと。

みんな贅沢を追い求め過ぎて、昔ながらのブリの本当のおいしさを知らないような気がする。
それはブリに限らず、他の魚にも言えることで、
今、三陸沖の昔ながらの塩じゃけって食べられないもん。

あるのは、「トラウト・サーモン」っていうやたらと油っぽい魚だけ。

新巻鮭を吊るして少しずつ食べていた時代が懐かしいです。


なんか、話は「福袋」なのにどんどんと変わって行ってしまった…。
まぁ、でもお金はそれぞれの価値観や趣味・趣向があるので、
今言ったわたしの考えって古いものなのだとは思うんですよ。

お金の使い道はそれぞれということです。

今日はちょっとシビアだったかな…。ごめんね。


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