恵方巻 [雑文]

皆さま、こんにちは。

昨日、節分でしたね。
おうちでは豆まきをされましたか?

さて、今日は節分にはつきものの「恵方巻」について考えてみたいと思います。
恵方巻ってみなさま、いつ頃からされてます?

若い方なら「生まれたときからやってます」と言われる方も多いかもしれません。
ですが、わたしに限っては北陸で生まれ育ったわけですが、
「恵方巻」の「え」の字も知りませんでした。

それを知ったのは、下の子がまだ幼稚園に入るか入らないかぐらいのとき。
教えてくれたのは堺市出身の人でした。
その人は「小さいころからやっていた」とおっしゃっていたので、
もしかしたら、堺市周辺では昔からやっていた習俗だったのかもしれないです。

ですが、京都生まれ、京都育ちの夫に訊ねても「そんなもん、知らん」
なんですよねぇ。

ですが、あれよ、あれよ、あれよといった感じでビジネス・チャンスを逃すものかという
商魂たくましい世間によって伝搬していったように思います。


まぁ、それはいいのですが、
恵方巻ですね、太巻きの具なのですが、そりゃもう豪華。
海鮮恵方巻と呼ばれるものは、
だいたい、太巻きの中に「マグロ、サーモン、タイ、イクラ、アボカド、卵」と
もうこれでもか、これでもか!っていうくらい、どっさり入っていますね。

なんかこういうのが私、嫌なのです。

マグロなら、マグロ。タイならタイ。イクラなら軍艦巻きがいいですし、
アボカド巻きも悪くはないですが、太巻きには入れないで欲しい。

味が混合されてこんなのおいしいのだろうか?って思うんですよ!

日本人の味覚は変わったって最近つくづく思いますね。



私が類推するに、今の形の恵方巻を食べる習慣というのは
ごくごく新しいものであろうと思われるのです。

というのは、ちょっと前まで日本はとほうもなく貧しかったから。
めったにおつくりとかお寿司などというものは人の口に入るものではなかった。
そんな贅沢なものをひとり一本、丸かじりする習慣というのはおそらく、それほど古くない。



この間、昔ながらの太巻きのレシピを探そうと思いましたが、探せませんでした。

高野豆腐にかんぴょう、卵焼きに、三つ葉にしいたけ…。
こういうシンプルなものが本当においしいんだけど、
結局、今の人の口には合わないのだろうなって思う。

仕方ないね…。江戸時代のそばも今の人が聞いたら「えっ?」と思うような
珍妙なものが入っていたというし。

そもそもマグロもトロというのは江戸時代は下魚の部類であって、
上等のなのは赤身の鉄火だそうです。







ということで、これはただの愚痴になりますかね~。
こんなところでグチグチいってないで、かんぴょうや高野豆腐、干しシイタケを買ってきて
昔ながらの太巻き寿司でも作ってみようかと思います。
そして干しシイタケの戻し汁ですまし汁も一緒に。

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