生まれてから一度も行ったことのないところ [雑文]

皆さま、こんにちは。

今日は昨日よりもちょっと温かいんだそうです。
玄関先に植えたジュリアンの花も株が大きく育ってきて
きれいな花を咲かせています。


さて、昨日は「生まれてから一度も買ったことのないもの」でしたが、
今日は「生まれてから一度もいったことのないところ」について取り上げてみようと思います。

私に全く縁のないところ…。
おそらく、これから以後死ぬまで行かないと想定されるところ。

まず、雀荘です。
家の近くにボロボロの雀荘があるのは知っていますが
そこへ行きたいと思ったことは一度もない。
逆に「ここへ来るのは一体どういう人たちなんだろう?」
と想像することがありますが。

あと競馬場、競艇。
これはね、もしかしたら「馬を見に行かない?」っていう話になって
競馬場に行くかもしれないですが、
お金をかけて競馬をしようという気にはおそらく一生ならないと思います。

競艇になるとさらに、興味は遠のきます。
競艇っていうと、横山やすしを思い出すっていっても、ピンとこない若い人も多いだろうから
私も年を取ったんだなって思いますよ。

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競馬っていうのは、なんとなく後ろ暗い
オヤジのやることというイメージがあるかもしれませんが、
でもヨーロッパでは貴族のお遊びですよね。

たとえば、イギリスでは貴紳や貴婦人が着飾って
競馬を見に行きますものね。

そういえば、『マイフェア・レディ」のイライザ扮するオードリー・ヘプバーンが
目にも綾ないで立ちで競馬場に現れるシーンがあります。


西洋の小説を読むと、よく貴族などはカード賭博などで
3000ルーブルを一夜にして蕩尽してしまって、
一家が破産とかそういうの、よく出てきます。

トルストイの『戦争と平和』のナターリアのお兄さんが
家がカツカツの貧乏貴族だっていうのを知ってる癖に
すごく負債を抱え込んだりして

読みながら「コイツ、アホか?」と思ったものですが、
実は貴族のたしなみとして、賭博ははずせないんですよ。

もともと貴族はローマに歯向かうバルバロイ(野蛮人)として
スタートしています。

だから、貴族にはそういう蛮勇さっていうアイテムが必要だったと
いわれています。

「負けるかもしれないし、やめとくわ」

と言ったら、もはやそれは貴族ではない。
貴族はおそれてはならないのですね。


ま、わたしは貴族でもなんでもないので、
賭け事は一生しないと思います。




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