心に秘めた思いを告げる   『怪談』 [読書・映画感想]

さて、今日はこの本の紹介をします。

タイトルは『怪談』




怪談 (集英社文庫)

怪談 (集英社文庫)

  • 作者: 小池 真理子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2017/07/20
  • メディア: 文庫




前トピのようなリアルで怖いノン・フィクションでありませんで
こちらはフィクションです。全編短編ですね。

そして情熱的な恋愛モノを書かせれば右に出る人はいない小池真理子さんのものですから
当然、お話も艶っぽいものが多いのか、と思えばそうでもないのが、ミソです。

だれしも人間、人にはいいたくない話のひとつやふたつは心に秘めているものです。
ですが、そんな人が死んでしまったとき、やはり誰かにそのことを聞いてもらいたくて
この世に現れるということもあるかもなぁ…というそんなしみじみとしたお話が多かったような気がします。ま、中には映画の『シックス・センス』みたいな、自分が死んでいることにすら、気が付かなかったみたいな話もありましたけどね。


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